ことばのおと

身体に響くおとを、ことばで辿ることを試みるノート。

ことなる、 異なる、 事成る、 言鳴る、・・・

今朝は、こわい夢をみた。

 

部屋の前に、なにかこわい化けものがやってきて扉をたたく。

化けものは、探している人物がいるようだった。

 

化けものはドアの前で問う。

なにを言ったのかはわからなかったが、

探している人物が部屋にいるか、確かめている様子だった。

 

部屋にいる誰かは、化けものにドアを叩かれるまで寝ていた。

起こされた誰かは、寝ぼけ眼のまま化けものに応える。

ただ一声「ことなる」と。

 

部屋にいる誰かが化けものの探していた人物かはわからない。

ただ、化けものはその一声で去っていった。

少しでもちがう言葉を発していたら、

なぜか部屋に入られていた気がしてならない。

 

その後、夏の怖い特番が続くようにもう1本怖い夢を見て、目が覚めた。

 

 

ことなる、

異なる、

事成る、

言鳴る、

殊なる、・・・

 

化けものが去った「ことなる」とはなんだったのか、考えた。

  

頭に浮かぶ漢字を調べていたら、かばねへんをもつ「殊」に

殺す・断ち切るの意味があることを知り、驚いた。

 

言鳴れば、事成る・・・  

言を鳴らすこと(あるいは、自ずから「鳴る」)は、

部屋のひとりが生きることとつながっている。

 

 

今朝の夢。

昼下がり、最寄り駅から国分寺行きの電車に乗りながら、

夜のいま、晩酌しながら、ぼんやり考えている。

 

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(5.29 春日大社の鹿)