ことばのおと 〜さがちゃんの生きてる記録

「自分」という場所で、起きたことを綴っています。

その日はゆっくりしていたかったから

 

先日、食堂の出勤前につぶやいた。

 

ああ、食べに来る人ゼロだったらいいのに。

そしたらガスコンロだけ掃除して帰るのに。

  

 

そんなん言ってんなら、仕事やめれば。

はやおは言った。

 

 

そうじゃない。

こんな風に思う日もあるってだけ。

私は返す。

 

 

ほどほどにがんばってこいと

はやおは私を送り出した。

 

 

厨房に入ってからもぼうっとして

うっかりオクラを茹ですぎたけど、どうしたってこんな日もある。

 

 

気を取り直してオクラを茹で直し

ガスコンロをひたすら磨いて

食べに来た人にごはんを出しているうちに

いくらか気分はまぎれた。

 

 

 

でも、食べに来る人ゼロだったらいいのには、

またきっと思う日もあるかもしれない。

 

そんなん思ったらいけないし、

言うことなんて赦されてもいないって

「死にたい」みたいな、そんな類の。

 

 

出勤したら気分は紛れるのかもしれないし、

もしかしたら、楽しくさえなっちゃうのかもしれない。

 

でも、食べに来る人ゼロだったらいいのにと

そんな風に思っちゃう時間も、あっていいよね。

というか、その時は確かにそう思っちゃったんだから

仕方ないじゃんっていう開き直りで。

 

 

 

学校の先生は

生徒みんなインフルになって学級閉鎖になればいいのにと 

思うこともあるのかもしれない。

 

鉄道員の人は

乗車率200%の電車に辟易して、

こんなに乗ってんじゃねえよと思うのかもしれない。

 

 

駅ビルの地下の、あるスーパーのレジのみなさんは

いっつも満面の笑顔を向けてくれてすごいけど、

私は同じことやれないから、やらなくてもいいよと思う。

どこか不自然すぎる気もして、

その笑顔を私が受け取っていいものか、ちょっと考えてしまう。

(他に向けるべき人がいるんじゃないか、とか) 

 

満面すぎる笑顔を向けてもらうたび、

うれしい気持ちがないわけじゃないけど、

この方に無理がないといいなと、心のどこかチリッとする。

 

買い物ができるだけありがたいんだから、

仏頂面をしてたって構わないのにな。

 

 

 

 

いろんなことにOK出して 

また食堂のおばさん、ほどほどにやってゆく。