ことばのおと 〜さがちゃんの生きてる記録

「自分」という場所で、起きたことを綴っています。

勝負は何回しても、いいもんだ。

 

はやおがその日は帰らないという時

家でひとり食べる気にならない時

(最近はもっぱら食堂由来でやさぐれている。笑)

 

たまにふらっと飲みに行く時がある。

 

 

 

家の近くに行きつけのお店があるのは、うれしい。

あ、今日はひとりなんだね〜と

気安く話しかけてくれるお店の人がいるのはうれしい。

いつもほどよく静かで騒がしく

ひとりで飲んでも寂しくない。

そんなお店。

 

 

先日、はやおが出張で帰らない日

ひとりカウンターでビールを飲み

テレビのバラエティ番組でおもしろいのがやってて

隣の席のおじさんと少しやりとりを交わした。

一言やりとり、二言やりとり、あははと笑う。

 

それ以上、おじさんと

何か話をしたいという気は起きなかったけど

おじさんは少し酔っ払っていたし、気をよくしたのか

私にいろいろを語ってきた。

 

 

まあ、気持ちに余裕もあったし

70代近くのおじさんと話す機会もあまりないから

まだ温かい料理をときどき口に運びながら

ちょっと耳を傾けた。

 

 

 

 

おじさんは言っていた。

 

我慢する人が給料増えるんだよ。

我を通すのは、勝負する時だけでいい。

 

会社勤めのサラリーマン一般の話なのか

あるいは自分の話なのか

その両方なのか分からなかったけど

そんなことを語っていた。

 

 

「我を通すのは勝負する時だけでいい」がやたら耳に残った。

へえ〜へえ〜と、あんまり私が聞いているので

適当に聞いていいからね、あったかいうちに食べな〜

とお店の人が気にかけてくれた。

それもそうだなと思い直し、私は正面を向いて

サンマのコンフィのパスタをもぐもぐ食べだした。

おじさんのことは、以後無視した。

(横向くと話しかけられそうだったから)

 

 

 

 

そんな日から数日が経った、今。

 

我を通すのは勝負する時だけでいい。

 

その時は、やたらかっこよく聞こえたけど

我慢する人が給料増えるんだよって文脈の中で

言われてたことだから、少なくとも

その勝負って人生数回あるかないか、なのかな。

 

 

え?つまんなくね?って思ってしまった。

急に。

 

私はいっぱい通したいよ、我。

その結果、勝っても負けても。

(できるなら勝ちたいけど、そこは本筋じゃない)

 

 

 

勝負は何回しても、いいもんだ。

 

 

 

 

おじさん、ここまで言い切ったら

ほんとにかっこいいおじさんだったな。